
こんにちは。土田です。
前回のブログで、認可保育所の設置要件として大きく分けて3つあるというお話をさせていただきました。
今回は「②人的要件」についてご紹介したいと思います。
必要最低限の配置基準
①保育士 (保育士資格を有する者)
・0歳児3人につき、保育士1人(3:1)
・1・2歳児6人につき、保育士1人(6:1)
・3歳児20人につき、保育士1人(20:1)
・4・5歳児30人につき、保育士1人(30:1)
※1施設につき、保育士2人を下回ることはできない
②嘱託医
③調理員
ただし、調理業務を全て委託する場合は、調理員を置かないことができる。
以上が、最低限配置しなければいけない人員です。
自治体によっては、1歳児に対する保育士数を5人にするなど、上乗せで基準を設けているところもあります。
実際には最低配置基準どおりの保育士数では運営できませんので、休憩保育士といわれるような休憩時や休暇時に配置する保育士も加えて必要となってきます。
ただ、常に最低基準に合わせた人員を確保しておくというのは困難ですので、自治体によっては、朝夕の利用者数が少ない場合は保育士2名のうち1名を子育て支援員でも可としていたり、保育士の一部を看護師や教論免許保有者とすることを可としていたりと、弾力運用が進められているところもあります。
他にも、園長や主任保育士、栄養士、事務員、バスの運転手なども施設の規模や運営方針によっては配置する必要があるでしょう。(自治体で指定している場合もあります)
保育所の整備事業者として認められたあと、開園までにこの人員を確保する必要があります。公募申請ですと、整備事業者として認められてから開園まで大体1年程度しかありませんので、その間に確保となると他の仕事もある中で平行して募集をかけていかなければいけないということもあり、皆様大変苦労されています。
お客様が開園準備に集中できるように、行政に関するやりとりは弊所にお任せください。